「は、はい?」 「片桐先輩が呼んでる…」 今の女の子誰でしょう?てか睨んだりして怖かった〜! てか、えっ? 「顔赤いよ。てか早く行ってきな?私は先帰ってるね…後で話聞くから」 口をにやけさせながらも目は笑っていない舞ちゃんに恐怖を覚えた。 教室のドアを見ると顔をふせている王子がいた すぐさま駆けつけて、“どうしたんですか?”なんて言う間もなく 「場所変えて話そうか」と言って私の手を引いて歩き出した。