アタシの歌を聴きなさい!





『…す…すいません』


『こちらこそ…すいません』



礼儀正しく謝ってくれた人は、そう言うと

すぐにアタシの横をすり抜けた。



『…………。』





何か“直感”…だろうか




その人の背中を見送ってると

何かが引っ掛かった。









『葉桜ナツキさんっっ!!!』