はるの家は少し複雑だ。 はるの両親はお見合いで結婚。 2人とも好きで結婚したわけじゃない。 お互いにとくに好きな相手もなく、親が結婚しろとうるさいのでお見合い。 そして結婚。 そのせいはるの両親ははるに無関心だ。 はるは親に相手にされず、グレるわけでもなく泣いていた。 幼なじみだった俺ははるが泣くたび頭をなでていた。 だからはるが心配だ。 はるはきっと音もなく壊れていく。