「い…!」
陸斗の今の力は肩が砕けそうになるほど強い力だ。
「本当のことを言え…。」
今俺の状況はまさに
蛇に睨まれた蛙状態だ。
俺は渋々陸斗に
本当のことを言った。
「へぇ…連時ってまだ姫ちゃんのこと好きだったんだね〜…。」
俺たちは歌詞作りを休憩してこの前の出来事を詳しく説明した。
「だから零に言うなよ?」
俺は陸斗になんどこれを
言っていることか…。
陸斗は口が軽い。
だから言いたくなかったんだよな…。
「何回も言わなくてもわかってるから!!」
大きく伸びをして
さっき買ったイチゴミルクを手にとって一口飲んで机に置いた陸斗は
横に寝転がり
天井を見ている。

