頑張るな…
こいつ。
「零ちゃ〜んみ・し・て」
陸斗が
零にべったりくっついて
甘い声をして
お願いしている。
きも…
「別にいいけど…」
いい!?
別にいいの!?
でも最後の『けど』って
なんだよ?
条件つきですか?
「ちょっと手伝ってほしいことがあんだけど…」
なんだ…。
もっとあれ買えこれ買えって言ってくるのかと思ってたし。
てか手伝ってほしあことってなんだ?
「手伝ってほしいことってなんだよ?」
俺が言う前に
陸斗が先に言ってしまった
なんか負けた気がするのは俺だけか?
「えっ…」
「なんだよ?えって?」
「だから…その…」
珍しく
零がゴニョゴニョしてしゃべっている。
これはまさか…
あれか?
「まさか零…好きな奴でも出来たのか?」
零の顔が真っ赤になる。
まさかの
まさか!!
あの堅物で
恋愛に興味のない零が!
女の子が
好きじゃない零が!!
まさか恋愛なんて!!
「まさかマジで!?誰々!?零の好きな子って誰?」

