顔が鬼だ…。
後退りしようと思ったけど車イスが動かないようにしてあってその場から動けない。
「どどどど、どうしたんだよ…そんなキレて…」
「お前病人なのにこんなところにいていいのかよ!?」
「医者から良いって言われたから…」
「そうか…」
納得早いな…。
普通もっとキレるだろ。
「そんなことより」
そ…そんなこと!?
そんなことだったのかよ!!
零が近いところにいたから殴ろうとしたら
かすりもしないで
避けられた。
てか…
俺が殴ろうとしたこと気付いてないと思うけど。
零は俺の前を通りこして
龍と衣希の方に歩いていく
「あ!零…久しぶり」
龍が衣希を口説くのをやめて零に輝きの光を送っている。
ああ…
零が眩しく見えるぜ…。
「お前なんでこんなところにいんだよ?北海道じゃないのか?」
「一週間だけ帰ってくることにしたんだ〜」
「そうか…俺…お前に言いたいことあんだよ」
「なぁに?」
龍は零にぴったり引っ付いてまるで猫みたいに
ゴロゴロとなついている。
やっぱこの二人
なかいいんだな…

