僕の白雪姫



「なぁ…衣希」





俺は瞬き一つせず
近づいてくるヤツを見ていた。
多分…バカな面してたと思う。




「なによ!邪魔すんな!」




でた――――!!
出ました!!
オカマが男になった!
いや…
戻った!



って…
なに考えてんだ。





俺は強引に衣希の服を引っ張り近づいてくるヤツの方に衣希の顔を向かせた。





「え?」





衣希も目が点状態。





そりゃ
こんなん見たら
頭がおかしくなるよな。





衣希はそいつを指差して
そいつの名前を呼ぶ。





「あんた…舜?」





そうです。
そうなのです。
扉から入ってきたのは
今まで衣希がキレていた
舜だったから。





「舜だけど?にぃ…なにしてんだよ?」




にににに、にぃ!?




「まさか…こいつって…」




「?兄貴の龍だよ」





やっぱりですか!!!!





そのあと
何度も衣希と二人で
龍さんに土下座(衣希だけ)して謝った。





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