やっぱりだれ?
俺が一人で
舜のことをまじまじと見ている間に
衣希の怒りは
どんどん増していた。
「衣希落ち着け…」
「落ち着いてられないわよ!!ダーリンが悩んでんのに落ち着いてる方がおかしいわよ!!!!」
てかダーリンじゃないし。でも友達のことをそこまで思っていてくれるなんて…感動だ。
ガチャ…
扉の開く音が聞こえて
俺は扉の方に目をやる。
って…
あれ?
あれれ?
あれれれ??
幻覚かな?
俺は自分が見た
人物を見てビックリして
必死に目をこする。
多分見間違えだ。
いや絶対そうだ。
今度はゆっくり目を開けて見たら大丈夫。
落ち着け…
落ち着け…
俺は自分を
落ち着かせて
ゆっくり目を開く。
だけどそいつまだいた。
幻覚じゃない…
じゃあこいつって
まさか…
そいつは一歩一歩
俺たちに近づいてくる。

