扉の隙間から
光が少し入ってきて
眩しくて目を細める。
扉が完全に開いたところで…
後ろから
おもいっきり
車イスを押す衣希。
「うおーー!!!!」
はやいはやい!!
いきなり止まらないでくださいね!?
いきなり止まったら
前に飛んでくから!!!!
そんな願いもむかしく
衣希はいきなりピタリと
止まるから前に
吹っ飛びそうになる。
「どどど、どうしたの?」
二人はいきなり現れた俺たちに
これでもか!!
ってまで目を見開いている。
ビビるよね…
いきなり叫んでる人と
必死な顔して
迫ってくる人が来たら。
衣希が俺の真ん前に立って舜に指をさす。
んん?
なんかよく見ると
舜なような舜じゅないような…?
でも似てるし…。
だれ?この人。
「あんた!!舜ってんでしょ!?龍っていう人の振りして姫ちゃんに近づいて!!」
「え?え?え?」
どうやら舜は
今の状況がわかっていないご様子。
やっぱりなんかおかしい。いつも俺が知る限り
こんな状況になったら
慌てたりしないで
なんか言い訳みたいなこと言うはずなんだけど。

