疲れてきた。
ども衣希が居ないだけましだよな……。
「私の愛するだぁり〜ん♪」
「ギャアァァァ!!」
衣希が居なくてホッとしていたら衣希がいきなりカーテンを開けて入ってきたもんだから悲鳴をあげてしまった。
悲鳴をあげたもんだから看護婦さんに静かにしろって怒られたし……。
「なんでくんだよ……」
そう言ったのは零。
零……
お前顔怖いから…。
だけどそんなことじゃ衣希はひるんだりしない。
「やっだ怖いわよ零!!いいじゃない愛するダーリンが怪我で入院したんだから〜お見舞いよ♪」
「ね♪」
と言ってこっちにウインクしてきた。
キモい……。
女の子にウインクされるんなり大歓迎だけど…
オカマにウインクされるのはいやだ。
俺はそのウインクを見なかったように布団に潜る。
「てかお前キモいから出てけよ……」

