「……じ」
「…れんじ」
「ぉーい連時!!」
誰かに呼ばれて俺は目を覚ます。
「やっと起きたか!!」
女の子の声……。
姫……かな?
「ひ…め……?」
まだ視界がハッキリしない。
薬品の匂いがする……。
保健室かな…?
そして俺はもう一度
そばにいるのは姫なのか聞いてみる。
「ひ…め?」
「残念ながら!!私は朱李で〜す♪今日の保健委員なの〜」
俺は目をこすって本当に朱李かどうか確認する。
ホントだ……
朱李だ…。
「白雪さんがよかった?」
「いや…正直朱李でよかった……。久しぶりだな」
「ホントだね!!最近全然会わないもんね〜!!」
明るい朱李の声を聞くととてもホッとする。
「なんで俺ここで寝てんの?」
今思うと俺の額には
冷たい水にぬらしたタオルがおいてあった。
「連時が廊下でぶっ倒れたの!!」
「マジで?」
「マジだよ!!」
「そっかぁ」
俺…倒れたのか……。
カッコわりぃな…俺……。
昨日からずっと……。
あぁ……
昨日のこととかさっきのこと思い出しちまった…。
また胸が苦しくなってくる。

