「……」

 ブルーは歯ぎしりした。科学者たちのフロアはここから遠い。

 救助に向かう間に、敵に出会う確率が高い。

 おそらく……すでに、かなり内部まで侵入されている。

「どうする」

 どうする……? ブルーは持てるだけの知識と経験を思い起こし、打開策を見い出そうとした。

 何か、何かあるハズだ!