「いいんですか?」
「何がかね?」

 部屋を出た2人は、今度はゆっくりと歩き出す。

「武器を扱わせるなんて……」

「ああ心配無いよ。彼は、ああ見えて我々の事をちゃんと考えている」

 裏切ったりはせん。

「……」

 確信にも似た口調に、マークは何も言えなかった。