ただ君の側にいたかった…

意外だった。

みぃこへの想いの強さが伝わって来たから。
実は俺、浮気者のくせにみぃこに手を出すわけでもないらしく、みぃこの自己満足で形だけ付き合ってるんだと思ってたんだけど、少し違っていたみたいだ。

さっきの感じからして、あいつなりにみぃこを大事にしてるんだろうな。
大事過ぎて手が出せないんじゃね?
きっと良い奴なんだろうって思うと、なんだか複雑な気分だった。


みぃこの元へ戻り、買い物を済ませて帰る事にした。

帰りの車の中、普通に話していたのに、みぃこが急に話題を変えた。

み「弘樹があんなんでごめんね?」

俺「ん?別に気にしてないけど」

み「もう弘樹がよくわかんない」

俺「は?なんで?」

み「だってあの態度何?陸くんに対してもそうだし、私だって久しぶりに会ったのに」

俺「いや、あれはヤキモチだろ」

み「弘樹がヤキモチ?有り得ないよ。てか、自分は浮気ばっかしてるくせに、私は男の子と遊ぶのすらダメとか言ったら、理不尽過ぎるでしょ」

俺「…たしかに」

いくら相手を大切に思ってても、それをちゃんと伝えないと意味ないんだな。