ただ君の側にいたかった…

1度だけみぃこの彼氏に会った事がある。
みぃこと歩いていたら、偶然会ったんだ。


それは5月の半ば、俺の買い物に付き合ってもらっていた時だった。

話しながら駅前を歩いていると、みぃこが急に立ち止まった。

俺「どうした?」

み「弘樹…」

俺「知り合いか?」

み「うん。彼氏」

俺「は?どいつ?」

み「前から歩いてくるちっちゃい人」

俺が前を見ると、男が3人並んで歩いていた。

その中で一番小さい奴…特徴もなく、大してかっこよくもない。一緒にいる奴の方がまだかっこいい。相当性格が良いのか?

俺がそんな事を考えていると、みぃこが走り出した。

み「弘樹!」

呼ばれてやっと気付いたらしく、彼氏の弘樹って奴は驚いている様子だった。

弘「お前なんでこんなとこいるんだ?」

み「友達と遊びに来たの」

みぃこが俺の方を見てそう言うと、そいつは俺を睨み付けてきやがった。

弘「誰あいつ?」

一緒にいたダチを先に行かせて聞いてきたんだけど、こいつかなり感じ悪い。目付き悪いし、なんかしゃべり方も気に喰わねえ。