ただ君の側にいたかった…

ロックを解除すると、みぃこは頬を膨らませて車に乗って来た。

み「だからなんでロックかけんのよ!」

俺「だからなんでお前は毎回引っ掛かるわけ?」

み「え?…わ、わざと引っ掛かってあげてるんだよ!」

俺「お子ちゃまが無理すんなって。てか、一つ聞いていいか?」

み「なんでも聞いていいわよ♪」

俺「その顔のアザどうした?」

走ってくる時から見えていたんだけど、みぃこの頬の辺りにはアザができていた。
みぃこは肌が白いから、黒ずんだアザが浮き上がるかの様に目立ってしまっていた。

み「やっぱバレた?」

俺「隠してもいないんだから、すぐわかるって」

み「だって髪で隠せる位置じゃないんだもん」

俺「んで、それどうした?」

み「ちょっと階段踏み外して落ちちゃったの。その時頬骨強くぶつけてアザになってしまいました」

俺「お前アホだろ?中3にもなって階段から落ちるとか有り得ないって」

み「あはは。私もそう思う」

俺はこの時のみぃこの不自然な笑顔を見逃さなかった。

顔は笑ってるくせに、目が全く笑えていなかったんだ。