ただ君の側にいたかった…

そうそう、俺4月から大学行くんだ。

俺の家と兄貴の家のちょうど真ん中くらいの位置にある大学。

家から車で通学するつもりでいたんだけど、この時兄貴の家から通おうと決めた。
そうすればみぃこと今みたいに会えるからな。

兄貴は俺の頼みならたぶん断らないだろう。

って勝手に決めて、みぃこ聞いてみた。

俺「俺これからはちょくちょく兄貴のとこ泊まりに来るわ」

み「浩さんのところからじゃ大学遠くない?」

俺「家とそんな変わんねえよ。どうせ車で通うし。それに、こっちの方が楽しいし」

み「奈々さんいるから?」

そういえば、みぃこは俺が本気で奈々を口説いてるって思ってたんだ。

俺「奈々はさすがに諦めたから。兄貴の女はさすがに無理だし。てか、やっぱお前鈍感だろ?」

み「だからなんで鈍感とかって話になるのよ!」

俺「わかんねえならいいや。てか、俺がこっち来るの迷惑か?」

み「迷惑なわけないでしょ!うれしいよ♪今日みたいに皆で集まれるもん」

皆か…やっぱみぃこの中では俺の存在ってそんなもんだよな。
これからがんばるしかないって気合いを入れた。