3月に入り、俺は高校を卒業した。

卒業式の日、たった1日なのに色んな事があった。


朝起きると、兄貴とみぃこからメールが来ていた。

兄貴は、来週卒業パーティーをしてくれるらしい。

みぃこからは卒業おめでとうって来ていた。


卒業式の後、恵介、亘、彰と一緒にいると、担任が号泣して近づいて来た。

担「お前らがいなくなって、やっと学校が平和になるよ。泣」

恵「本当は寂しいくせに♪」

亘「素直になれよ♪」

担「手がかかる子ほどかわいいってよく言ったもんだよな…もうお前らを怒る事もなくなるのか」

彰「じゃあ俺もう1年くらい残ろうか?」

俺「アホか」

担「頼むからこのまま卒業してってくれ!」

担任は彰の素のボケを本気で拒否してた。


担任と話した後、クラスの奴らと少し話し、俺達は教室を出た。

廊下でも話している奴や泣いている奴がたくさんいた。