浩「もう4年も経つのか…」

歩「早いよね…」

姉貴の歩が呟いた。

母さんは4年前、病気で亡くなったんだ。

皆が想い出に浸って車の中が沈んだ雰囲気になったまま、母さんが眠る場所に着き、車は止まった。

父「ほら、着いたぞ!皆元気出して!そんな暗い顔してたら母さん悲しむぞ?」

この場所に来る度に、父さんはそう言って元気づける。

その言葉で皆笑顔になり、母さんに会いに行った。