ただ君の側にいたかった…

俺達が帰るとすぐに、奈々がコンビニに行きたいと言い出し、無理矢理付き合わされることになった。

奈「みぃことなんかあった?」

俺「なんでだよ?」

奈「焦点合ってないけど?お姉さんになんでも言ってみなさい?」

奈々は俺がヘコんでいることに気付いていたらしい。

俺「…」

奈「人が親切に言ってあげてるのに黙ってるわけ?言わないんだったら、みぃこにあんたの気持ち言っちゃうわよ?まだ好きなんでしょ?」

俺「親切の押し売りは嫌われるぞ?」

奈「質問を流すな!」

俺「はいはい。まだ好きですよ」

奈「やっぱり。見てればわかるわ。今はまだみぃこの中には涼がいるけど、いない人間にみぃこを幸せにすることはできないもの。みぃこはいつか陸の気持ちを受け入れると思うよ?みぃこの一番近くにいるのは陸だから」

俺「俺はみぃこに受け入れてもらいたいなんて思ってねえよ」

奈「ふーん。じゃあなんでヘコんでたのか言ってみなさい?」

俺「…俺が兄貴だったらいいのにって言われたんだよ」

奈「あはは!当たり前でしょ?陸はみぃこのお兄ちゃんと同じ歳だもの。恋愛対象になるには、陸が努力するしかないよ」