ただ君の側にいたかった…

二人で歩いていると、酔っ払いのおっさんが2人歩いて来た。

「こんな時間にデートか?最近の若いもんはふしだらな!」

「あはは!よく見てみろ。ありゃ兄弟だろ?アベックには見えんよ。仲の良い兄弟なんだなぁ」

酔っ払いのおじさん2人はすれ違いざまに俺の肩を軽く叩き、笑いながら去って行った。

やっぱり兄弟にしか見えないのか…
酔っ払いの言葉とはいえ、俺には悲しい現実だった。

み「私たち兄弟だって!陸くんみたいなお兄ちゃんだったら絶対楽しいのに」

俺「そうか…」

みぃこに追い打ちをかけられ、俺は完全に打ちのめされた。

家に帰るまでの間、ずっとしゃべるみぃこの話を上の空で聞き流していた。