ただ君の側にいたかった…

みぃこと話していると、後ろから人の気配がした。

振り向くと涼が立っていた。


涼「みぃこばっかずるい!俺も陸と話す」

涼はそう言うと、みぃこを足蹴にしてスペースを作り、俺とみぃこの間に座った。

涼もみぃこと同じ中2。

さすがに中学生2人も相手するのは大変だと思い、俺は無理矢理テンションを上げた。

俺「おい待て!お前は陸様って呼べ!」

涼「やだ♪なんか陸は同じにおいがするし」

こんな意味のわからない返事があり、少しの間涼と言い合っていた。

涼もちょっと生意気な奴だけど、可愛いげのある奴だった。

涼とみぃこは本当に仲が良いみたいだった。

涼は隙さえあればみぃこに絡み、2人のやり取りは微笑えましく思えた。