ただ君の側にいたかった…

9月の半ば頃、祐司から電話がかかってきた。

俺「よう。どうした?」

祐「陸さん…俺どうすればいいんですかね?」

俺「は?」

祐「涼わけわかんないっすよ…」

俺「涼が何かしたのか?」

祐「…子供できたらしいんですよ」

俺「…は?」

祐「それも3人別々にらしいです」

俺「別々にって、3人の女同時に孕ませたってことか?」

祐「みたいです…」

俺「マジかよ…」

祐「どうすればいいんですかね…」

俺「涼は?」

祐「俺は知らないの一点張りです」

俺「最低だな…とにかく説得しろ。こうなったらみぃことか言ってる場合じゃねえだろ。その3人とちゃんと話させて、おろすしかねぇだろ」

祐「やっぱりそうですよね…」

俺「俺も週末そっち行くから。あと、みぃこには言うなよ?」

祐「わかりました」

祐司はそう言って電話を切った。

俺はため息しかでなかった。