1週間後、俺は墓の前にいた。

俺「兄貴ごめんな。俺兄貴の願い叶えてやれなかった。全部中途半端なままだったから、涼やみぃこが苦しんでる事に気付けなかった。兄貴が大切にしてたものは守ってやろうって、兄貴がいなくなった時に決めたのに、かっこ悪過ぎるよな…俺兄貴の弟のはずなのに、どうしてここまで違うんだろうな?俺も兄貴みたいにもっと器用な人間ならよかったのに。今のままじゃダメだよな。俺兄貴みたいな人間になるよ。今度こそ涼とみぃこを守るから」

俺は兄貴にそう話し、その場を後にした。

誰かに決意を聞いて欲しかったんだ。