ただ君の側にいたかった…

涼「なんでだろうな?大して顔が良いわけでもねえし、性格だって意地っ張りでかわいげねえのに…」

俺「まあ、そうだな」

涼「なあ陸、俺って結構モテるタイプの人間だと思うんだよ。なのになんで一番好きな女には相手にされないんだろうな?」

俺「俺にはわからんよ」

涼「俺さ、マジで最低なんだよ。目の前にみぃこがいるのに、なんかめちゃくちゃ遠くにいる感じがしてさ。その距離感がもどかしかった。誰よりもあいつのそばにいるつもりだったのに、いつもあいつの横には違う男がいてさ。いつだって俺がそばにいたのに、距離が全く縮まらねぇんだ」

俺「そうか…」

涼「俺何言ってんだろうな。悪いな陸。変な話しちまって」

俺「別にいいよ。あのな涼、みぃこはお前の事好きなんだよ。ただ自分でその気持ちに気付いてないだけだ」

涼「…は?」

俺「だからとにかく前の涼に戻れ。お前がまともにならない限り、この先みぃこに避けられ続けるだけだからな。じゃあまたな」

俺は言いたいだけ言って、涼の反応を確かめる事なく電話を切った。