ただ君の側にいたかった…

俺「涼は今何してるんだ?」

祐「色んな女の家渡り歩いてますよ。あいつ顔は良いくせに、本気で惚れた女とはうまくいかないんですよね。だから自棄になってるんだと思います」

俺「…そうか。涼の事頼むな。みぃこの事は俺が見るから」

祐「わかりました!お願いします」

祐司はそう言うと電話を切った。

俺は祐司の言葉が信じられずに、暫くの間呆然としていた。


兄貴にみぃこの事頼まれたのに、俺は何やってんだよ…
あの2人がうまくいく事が、兄貴にとって何よりもうれしい事なのに…

もう少し2人の事を気にかけてやっていれば、ここまで溝が深くなる事はなかったんじゃないのか?
俺は自分を責める事しかできなかった。

結局俺は何年もみぃこへの想いを絶ちきれず、目の前に好きな女がいるのに縮まる事のないこの距離感に耐えられなくて逃げ出しただけだったんだ。
自分の情けなさに笑えて来た。心から素直にみぃこの幸せを願えない自分に嫌気がさした。