ただ君の側にいたかった…

俺「涼と何かあったか?」

み「…何にもないよ。涼が引っ越してから会ってないし。だからよく知らないだけ」

俺「だって涼は就職でそっち戻ったんだろ?」

み「陸くんは涼と連絡取ってないんだ?」

俺「ん?ああ。奈々の事で忙しかったからな。涼とは事故以来会ってねぇ」

み「そっか…」

俺「どうしたんだよ?」

み「私は涼に嫌われちゃったみたい。ただそれだけよ」

…は?そんな事あるわけねぇだろ?
いつだってみぃこが最優先だった涼に限って、みぃこを嫌いになるわけがない。
多分みぃこがどんなにひどい奴になったとしても、涼がみぃこを嫌う事はないだろう。

俺「本人に聞けばはっきりするだろ」

俺は涼に電話をかけようとした。

み「やめて!」

だが、みぃこに携帯を奪われてしまった。

俺「なんでだよ?」

み「涼と私の問題だから。陸くんには関係ないよ」

涙を流しながら俺の瞳を真っ直ぐ見つめて話すみぃこの言葉に、説得力なんて全くない。
それでもみぃこの口から出た「関係ない」という言葉は、俺の心に突き刺さり、頭が真っ白になった。