兄貴が車を停めると、奈々以外にも2人車から降りて来た。

暗くてよく見えなかったが、男と女だってことはわかった。


俺「奈々久しぶり♪寒いっしょ?早く家入って。」

浩「おい陸!まずは兄貴になんか一言くらいあんだろ?」

俺「兄貴帰っていいよ。奈々今日泊めるから」

浩「じゃあ陸は俺と寝るんだよな♪」

俺「兄貴…まじきもいからやめろ」

こんなやり取りをしていると、母さんが玄関から顔を出した。

母「陸何してんの?こんな寒い所で話してないで、早く中入ってもらいなさい」

そう言われ、俺達は家に入った。

玄関には父さんと母さんが並んで立っていて、笑顔で兄貴達を出迎えた。