ただ君の側にいたかった…

3月の終わりにみぃこは東京へと引っ越して来た。

引っ越しの手伝いの為に、みぃこの家の近くで待ち合わせた。

2年近く会っていなかった俺達は、顔を見た瞬間に懐かしさの余り笑い合ってしまった。


久しぶりに会ったみぃこは、化粧をし女の子らしい服を着て、大人っぽくなっていた。
男みたいな格好ばかりしていた、俺が知っているみぃこはそこにいなかった。

でも、変わらないものもあった。
それは香水。
初めて会ったあの夜からみぃこを包んでいたシトラス系のこの匂いは、俺を穏やかな気持ちにさせた。


俺「お前変わったな」

み「綺麗になっちゃってびっくりした?笑」

俺「ああ…」

み「え?否定されると思ってたんだけど…」

俺「かわいくなったな」

み「…そう言われると反応に困るんだけど」

俺「うれしいんだろ?素直になれって」

み「…素直になれるか!!そうやって女の子片っ端から口説いてるんでしょ?」

ひどい言われ様だな…
一応言っておくが、俺は誰にでもこんな言葉は言わない。
みぃこだから言ったんだけど…