ただ君の側にいたかった…

涙と共に苦しかった思いも流れてしまったのか、俺の気持ちはなんだか軽くなった。

俺は涙を拭いて顔を上げた。

み「少しはすっきりした?」

俺「ああ。ありがとな」

み「ううん。陸の泣き顔可愛かったからいいよ♪笑」

俺「お前顔だけじゃなくて性格まで悪くなったな。笑」

み「さすがにひどくない?」

俺「あはは。冗談だって。みぃこは優しいよ」

俺は後ろを向いて拗ねているみぃこの頭を撫でた。


俺は事故から2ヶ月以上経ったこの日、やっと素直に笑える事が出来たんだ。
今まで作り笑いばかりだったから。

今ならもう兄貴の事を考えても、申し訳なく感じたりしない。
俺は落ち込むのをやめた。

今は奈々の為にも、俺が凹んでいるわけにはいかないから。