ただ君の側にいたかった…

最初に向かったのは麗子の家。

麗「退院おめでとう」

俺「ああ。心配かけたな」

麗「その言葉みぃこに言った方がいいんじゃない?泣きながら心配してたし」

俺「マジ?悪い事したな…」

麗「本当よ!みぃこ泣かせるとか信じられない!」

俺「もう泣かせたりしないって。てか、俺実家戻る事にしたんだわ。だからみぃこの事頼むな」

麗「え?なんで?みぃこ大好きなくせに」

麗子には、俺がまだみぃこを好きだと完全にバレてしまっている。

俺「俺は奈々の側についててやりたいんだよ」

麗「…そっか。奈々さんには誰かが側にいてあげた方がいいもんね」

俺「ああ。だからみぃこはお前らに任せるよ」

麗「わかった!変な男に捕まらない様に見張っててあげるよ!」

俺「そういう事じゃないけど…まあいいや。頼んだ」

麗子は笑顔で頷き、家の中へ入って行った。

いつもあの笑顔を見せていたら、惚れない男はいないだろうな…
なんてしみじみと思いながら、祐司の家へ向かった。