ただ君の側にいたかった…

しばらくの間沈黙が続いた。
その沈黙を破ったのは、病室に駆け込んで来た涼だった。

涼「浩さんが…!」

俺「兄貴がどうした!?」

涼「容態急変したって…」

兄貴そんなにやばかったのか…

俺「涼、兄貴のとこつれてけ!」

勢いで起き上がったが、体中を激痛が走った。
でもそんなの気にする様な状況じゃない。

歩「陸!あんたまだ動かない方が…」

俺「今家族がそばにいてやらねえでどうするんだよ!」

姉貴はわかってくれたらしく、手を貸してくれた。

ゆっくりと廊下を歩いて行くと涼の両親が立っていた。

涼「浩さんは!?」

涼父「今診てもらってるよ。私達は中にいると邪魔になるから。歩ちゃんと陸くんは中にいた方がいい」

おじさんはそう言ってドアを開け、俺と姉貴は中へ入るように促された。