ただ君の側にいたかった…

しばらくすると、父さん達が入って来た。

母「陸!!」

母さんが泣きながら俺に抱き着いて来た。

俺「痛っ!」

母「あ、ごめん。つい…」

ずっと泣いていたらしく、母さんの瞳は真っ赤だった。

父「陸大丈夫か?」

兄貴と同じセリフ…やっぱり親子だな。

俺「ああ。大丈夫だよ。自力で起き上がれねえけど。笑」

奈「笑えるくらい元気なら大丈夫ね」

父さんの後ろから、奈々が顔を出した。
母さんと同じで、瞳が真っ赤だった。

俺「奈々がヤらしてくれるならもっと元気になるけど?笑」

歩「あんた親の前でよくそんな事言えるわね。動けないくせに。笑」

皆が笑っていた。
この時俺は、生きていてよかったと心から思ったんだ。