ただ君の側にいたかった…

目を覚ました時、俺は病院のベッドにいた。

起きた瞬間、体中を痛みが走った。

俺「痛っ!」

歩「陸起きたの?!」

ベッドの横には姉貴がいた。

俺「ああ」

歩「よかった…」

俺は2日程寝ていたらしい。

俺「兄貴は?」

歩「別の病室よ」

俺「連れてってくれ」

歩「あんたバカ?そんな体で動けるわけないでしょ。寝てなさい」

俺は骨折などの全治3ヶ月程度の怪我で済んだらしい。

俺「兄貴大丈夫なのか?」

歩「父さん達がついてるからきっと大丈夫よ。陸が起きたって知らせてくるね」

姉貴はそう行って病室を出て行った。


本当に兄貴は大丈夫なのだろうか?
俺よりも重傷なのは確実だから…

俺の頭の中には、最後に見た兄貴の笑顔と、
「陸大丈夫か?」
と言った兄貴の声が響いていた。