ただ君の側にいたかった…

俺「どこ行くんだ?」

浩「昔家族でペンション泊まったの覚えてるか?」

俺「母さんがまだ家に来たばかりの頃だろ?」

浩「ああ。なんだかそこ行きたくなったんだ」

俺「あそこ何もなくね?」

浩「いいだろ。そういう所もたまには」

俺「みぃこをよく連れてくけどな」

浩「陸、みぃこを幸せにしてやれよ」

俺「は?何言ってんだよ?」

浩「みぃこは可愛い妹だからな。陸になら安心して任せられる」

俺「急にどうしたんだよ?意味わかんねえぞ?」

浩「あと、出来れば奈々の事も見守ってやってくれ」

俺「は?兄貴達来月結婚するんだろ?俺が見守る意味ないし」

浩「もしもだよ。俺にもしもの事があったら頼むな」

俺「縁起でもない事言うんじゃねえよ。一生奈々支えてやれよ。あんな良い女なかなかいないんだから。ちょっと気が強くて、たまに怖いけどな。笑」

浩「あはは。そうだな。そうするよ」

兄貴は笑いながら言った。

兄貴はもしかしたら、この後起こる事を予期してたのか?
だから俺に奈々の事を頼んだのか?