ただ君の側にいたかった…

そのまま亜希とデートをしていると、俺の携帯が鳴った。

涼からだった。

俺「どうした?」

涼「みぃこと連絡取れないんだけど、陸知ってるか?」

俺「いや、知らん」

涼「あいつまたどっか行ったのかも…」

俺「またかよ…」

みぃこは放浪癖があり、突然いなくなる時がある。
その日のうちに帰って来るが、いなくなる時はいつも凹んでる時なんだよ。

涼「陸心当たりないか?探しに行くから来てくれ」

亜希の方を見ると、何かを察したのか、不安そうな顔で俺を見つめていた。
そんな顔されたら行けるわけねえよ…

俺「悪い。今はちょっと無理だ。奈々にでも頼んでくれ」

涼「なんでだよ?いつもなら真っ先に探しに行くくせに」

俺「今日は行けねえんだ。涼頼んだぞ」

俺はそう言って一方的に電話を切った。


亜「何かあったの?」

俺「なんでもねえよ」

亜「そっか。…ねえ、今からうち来ない?」

亜希がそう言うから、俺達は亜希の家へ向かった。
その間、俺の頭の中はみぃこの事でいっぱいだった。