実際、亜希は文句の付け所のない良い彼女だった。

亜希は地元の専門学校に行っているから、俺が地元に戻った時にしか会わない。
だから週1で会えればいい方。
1ヶ月会わない時すらあったが、文句も言わずに我慢してくれた。
わがままも言わないし、かなり女らしい。
わがままばっかりのみぃことは正反対だよ。

でも今考えると、亜希は無理をしていたんだと思う。
俺に気を使ってたんだろう。
もしかしたら、俺の気持ちが亜希にない事を気付いていたのかもしれない。

正直亜希の気持ちが重いと感じた事もあったが、それは俺が冷めてたのが原因。

それでも亜希は俺を受け入れてくれた。