ただ君の側にいたかった…

みぃこを乗せて海へ向かった。
そこはみぃこが元カレと別れた時に連れて来た海。
違う海に行こうかと思ったが、俺にとってはみぃことの思い出がある海だから、もう1度来たかったんだ。

みぃこが黙って波の音に耳を傾けているから、俺も同じ様に波の音に耳を傾けた。

冬の海はとても静かで、波の音だけが聞こえる空間が気持ちを穏やかにした。

しばらくすると、みぃこが俺の方を向いて座り直した。

み「陸くんありがとう」

俺「ん?何が?」

み「連れて来てくれて」

俺「いいんだよ。俺が来たかったんだから」

み「陸くんが好きなのは、女の子がいっぱいいる夏の海でしょ?笑」

俺「たしかに夏って天国だよな」

み「変態オヤジめ」

俺「お前が言い出したんだろ?それに、冬の海もいいもんだよな」

み「でしょ?自分がちっぽけな存在なんだって感じるもん」

俺「みぃこチビだから余計にな」

み「チビじゃないもん!陸くんがデカすぎるの!」

俺「そうか?涼とそんな変わらないぞ?」

み「2人ともデカすぎるんだよ。並ぶと圧迫感あるもん」

拗ねて頬を膨らませながら言うみぃこが可愛くて、余計に俺の心を締め付けた。