ただ君の側にいたかった…

女って誕生日とか騒ぐのが普通だろ?てか、みぃこの誕生日だけ祝わないとかひどいだろ?なんか余計にみぃこの家族ってわかんねえ。
きっと辛いんだろうけど、笑顔で話すみぃこを見ていると、なんだか聞いてるこっちの方がせつなくなってきた。


静かになった車内。

ふとバックミラー越しに後部座席を見ると、涼がみぃこを抱きしめていた。

運転中の俺には何もできない。出来る事なら、俺が抱きしめてやりたいのに…
俺が出来る唯一の抵抗…

俺「今日は楽しもうぜ!な!」

み「うん!」



この日はとにかく遊び倒した。みぃこが生まれて来てよかったって思ってもらえる様に…



後で知ったんだけど、みぃこは誰が誕生日を聞いても笑顔で
「誕生日嫌いだから秘密♪」
って言って教えなかったらしい。

でも祐司とみぃこは偶然生まれた病院が同じで、祐司の親がなぜかみぃこを覚えていたから誕生日が判明したんだって。
15年も前の事なのに、すごい奇跡みたいな話だと思う。