ただ君の側にいたかった…

タバコを吸い終わって部屋に戻ろうとすると、今度は涼が家から出てきた。

涼「陸、1本くれ」

俺「ガキが吸うもんじゃねえぞ」

涼「いいじゃん」

そう言って俺のタバコを奪い取り、涼はタバコに吸い始めた。

いくら吸うなって言っても聞かねえんだよ。まあ、俺もまだ18歳だけど。笑

涼「なあ、みぃこどうしたら喜ぶかな?」

俺「は?急になんだよ?」

涼「プレゼントなかったの俺らだけだったじゃん?だから明日の誕生日に何かしてやらねえ?」

俺「何するんだ?」

涼「それを今相談してるんだって」

俺「あ、なるほど。…いつもの公園連れてってやれば喜ぶんじゃね?」

涼「…陸ってさ、だから意外とモテないんだな」

俺「は?意味わかんねえし」

涼「女にとって誕生日って大事なイベントだろ。それをいつもの公園って…どうせ明日もリプトン買ってやろうとか思ったんだろうけど」

…図星。完全に見透かされてしまった。

俺「じゃあお前は何考えてたんだよ」

涼「…明日公園行くか!」

こいつ俺をバカにしたくせに、結局何も思い付かなかったらしい。