ただ君の側にいたかった…

それから1ヶ月程経った頃、みぃこから電話がかかってきた。

この頃はほぼ毎日顔を合わせていたから、みぃこから電話がかかってくる事はなく、何かあったんだとすぐにわかった。


俺「もしもし」

み「陸くん?」

俺「どうした?」

み「別れちゃった」

俺「マジで?」

み「マジで」

俺「お前が振ったのか?」

み「うん」

俺「お前凹んでるんだろ?」

み「んなことないよ!」

面白いくらいに声が裏返っていて、無理しているのがすぐにわかった。

俺「じゃあ気分変える為にどっか行くか」

み「どこ?」

俺「海とか?」

み「行く!」

俺「決まりだな。週末連れてってやるから空けとけよ」

み「はあい♪」

必死に明るくしていたけれど、相当凹んでいる事がすぐにわかった。

俺の立場からすればみぃこがフリーになった事はチャンスなんだけど、イマイチ喜べない自分がいた。

多分彼氏の気持ちを知ってしまったからだと思う。

浮気をする気持ちはわからないけど、みぃこを大切に思う気持ちは俺にもあるから。大切だって気持ちを伝える事ができなかったんだと思うと、なぜかやり切れない気持ちになった。