ただ君の側にいたかった…

み「なんであんな奴好きなんだろう」

俺「…」

み「なんでって聞いてよ〜!」

俺「めんどくさい」

み「聞いてくれなきゃ車降りる!」

俺「それ困るのお前だろ」

み「優しい陸くんなら聞いてくれるよね?」

俺「人の優しさに付け込むとか最低だぞ?」

み「じゃあ聞きなさい」

俺「わかったって…なんで好きなんだよ?」

み「わかんない!笑」

俺「よし。車降りろ」

み「ごめんなさい♪私ね、弘樹といると安心するんだ。優しいわけでも、おもしろいタイプでもないんだけど、弘樹の存在が私には必要なんだと思う」

俺「結局ノロケかよ」

み「あはは。でもね、必要ってだけじゃダメなの。さすがに何度も浮気されると信じられなくなってくるもん…最近弘樹の言葉が全て嘘に聞こえてくる」


さっきまでふざけてたくせに、いつの間にか顔から笑みが消え、どこか寂しげな表情だった。

たしかに何度も浮気されれば信用なんてできないだろうな。

でもさっき俺に言った事は本心だと思う。
みぃこに教えてやろうかと思ったけど、何も知らない俺が口を出す事じゃないから止めた。