ただ、自分の『排泄』を満たす『玩具』でしかないのがその言葉でよくわかる。玩具ならば、誰かにやったら次を見つけて買えばいい。

「いやいや、そのようにすれば、ワシの奥がうるさいでの。あくまでたまに、でよい。」
「それならば・・・普段は私が紗枝を調教しておきましょう。」
「うむ。頼む。しかし・・・」
と言いかけて・・・諏訪は憐憫の表情で傍らに横たわっている紗枝をみた。
「お主もかわいそうな女よのお。このようなものの元に嫁ぐとは。不運この上ない。」
「諏訪様・・・これはお人の悪い・・・」
次郎が笑いながら諏訪の身支度を整える手伝いをする。
ぐったりと横たわった紗枝の横たわった裸体の陰部から太ももに伝って流れでる精液をみながら、諏訪は歪んだ笑みをうかべ、自ら陵辱した女性に哀れみの言葉を投げるのである。
「ほんにかわいそうな女よ。」
そう言いながら、しばらく放心状態の紗枝を眺めていた諏訪であったが、
「では・・・これを酒の肴にもう一献いただくかの。」
そう言った諏訪は、何を思ったか、身支度を整えていたにもかかわらず、再び座って酒を飲み始めた。そして、その夜朝までこの美しい後家を次郎と代わる代わるに存分にいたぶり、翌朝帰っていった。
紗枝、婚儀の日。まさに初夜からの悪夢である。