「その薄紫色のバラ、ブルームーンっていう品種なんだ」
「ブルームーン……」
「なかなかロマンチックだろ?」
「そうですね」
「俺から君への、最初で最後のプレゼントになったけど」
「気持ちは嬉しかったです」
「なら、良かった」
広瀬さんは、小さく笑って。
それから、窓の外を指差した。
「ところで、アイツは、君の知り合い?」
広瀬さんの指差す方向に目を向けたあたしは――
息が止まりそうになる。
だって、そこにいたのは……
「カイト先輩!?」
「ブルームーン……」
「なかなかロマンチックだろ?」
「そうですね」
「俺から君への、最初で最後のプレゼントになったけど」
「気持ちは嬉しかったです」
「なら、良かった」
広瀬さんは、小さく笑って。
それから、窓の外を指差した。
「ところで、アイツは、君の知り合い?」
広瀬さんの指差す方向に目を向けたあたしは――
息が止まりそうになる。
だって、そこにいたのは……
「カイト先輩!?」


