「どんなヤツ?」
黙り込むあたしに、広瀬さんが尋ねてきた。
「え?」
「遠恋中のカレシがいるっていってたろ。どんなヤツ?」
「……高校時代の天文部の、OBの先輩です。
今は、アメリカで大学院に通っていて――」
広瀬さんは、なんだか不思議な人だ。
あたしがいつもここにいる姿を、知らない間にずっと見られていたなんて、普通だったら嫌だなと思うことなのに。
広瀬さんがあたしを見ていたということについて、なぜだかあたしは、全然嫌な気がしなくて。
そのうえ、なぜだか――
あたしは、広瀬さんに聞かれるままに、カイト先輩のことを話しはじめていたのだった。
黙り込むあたしに、広瀬さんが尋ねてきた。
「え?」
「遠恋中のカレシがいるっていってたろ。どんなヤツ?」
「……高校時代の天文部の、OBの先輩です。
今は、アメリカで大学院に通っていて――」
広瀬さんは、なんだか不思議な人だ。
あたしがいつもここにいる姿を、知らない間にずっと見られていたなんて、普通だったら嫌だなと思うことなのに。
広瀬さんがあたしを見ていたということについて、なぜだかあたしは、全然嫌な気がしなくて。
そのうえ、なぜだか――
あたしは、広瀬さんに聞かれるままに、カイト先輩のことを話しはじめていたのだった。


