***
「お待たせしました」
ウェイトレスが広瀬さんのコーヒーを運んできて、あたしのカップにもおかわりを注いでくれた。
あたしはそれに口をつけ、しばし黙り込む。
見知らぬ異性にこんな風に言われるなんて、初めてのことで。
思えばあたし、ダイスケとカイト先輩以外の異性と、こんな風に二人きりでお茶を飲むことすら、初めてで。
どうしていいか分からない。
だって、この人はどうやら……
あたしの勘違いでなければ、どうやらあたしに好意を持ってくれているようで――
「君はときどき、一人でここにいるとき、何かを見て幸せそうに微笑むだろ。
それでその後、決まって時計を見る。
気になってたんだ。
君がいつも、何を見ていたのか。
どうしてその後、時計を見るのか」
「……」
「お待たせしました」
ウェイトレスが広瀬さんのコーヒーを運んできて、あたしのカップにもおかわりを注いでくれた。
あたしはそれに口をつけ、しばし黙り込む。
見知らぬ異性にこんな風に言われるなんて、初めてのことで。
思えばあたし、ダイスケとカイト先輩以外の異性と、こんな風に二人きりでお茶を飲むことすら、初めてで。
どうしていいか分からない。
だって、この人はどうやら……
あたしの勘違いでなければ、どうやらあたしに好意を持ってくれているようで――
「君はときどき、一人でここにいるとき、何かを見て幸せそうに微笑むだろ。
それでその後、決まって時計を見る。
気になってたんだ。
君がいつも、何を見ていたのか。
どうしてその後、時計を見るのか」
「……」


