「星が降ってくるな」



見上げた夜空に流れる星たち。

幾千年もの昔から、夜空を彩ってきた星たちに誓う。

幾千年もの未来まで、あたしはカイト先輩を――



「愛してる」



あたしとカイト先輩が、同じ言葉を同時に放ったから。

あたし達は、顔を見合わせて笑った。



その時、夜風があたしのピアスを――16歳の誕生日に、カイト先輩から贈られた星型のピアスを――優しく静かに、揺らした。



あたし達の星曜日は、これからも続く。

遠い未来まで、きっと、ずっと。




FIN