「だけど、いつか、セーラと同じ未来を歩きたいと思ってる。

それがいつになるか分からないけど……

いつか必ず」



先輩の瞳は真剣で。


その言葉だけで、あたしはもう、十分だった。




恋は求めるもの、愛は与えるもの。



あたしは先輩に、「一緒にいて」なんて求めない。


あたしは先輩に、何より自由を与えたい。