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「どうかした?」
いつものように、部活後に車でカイト先輩が送ってくれている最中、ふいに先輩がそんなことを尋ねてきた。
「え? なにがですか?」
「セーラ、このところ元気ないだろ。すごく痩せたみたいだし」
確かにあたしは、最近、痩せた。
このところ、食事が喉を通らないのだ。
先輩が離れていくことが、不安で、不安で。
「何かあった?」
何かって……
「あったといえば、ありました。なければいいと思ってるけど」
「なんだそれ?」
あたしは、窓の外に目を向けた。
春に似つかわしくないグレーの雲が厚く重なっていて、今にも雨が降り出しそうだった。
「どうかした?」
いつものように、部活後に車でカイト先輩が送ってくれている最中、ふいに先輩がそんなことを尋ねてきた。
「え? なにがですか?」
「セーラ、このところ元気ないだろ。すごく痩せたみたいだし」
確かにあたしは、最近、痩せた。
このところ、食事が喉を通らないのだ。
先輩が離れていくことが、不安で、不安で。
「何かあった?」
何かって……
「あったといえば、ありました。なければいいと思ってるけど」
「なんだそれ?」
あたしは、窓の外に目を向けた。
春に似つかわしくないグレーの雲が厚く重なっていて、今にも雨が降り出しそうだった。


