あたしの質問に、ダイスケは参考書から目を上げてあたしの方を見た。
「そりゃ、一緒にいられるものなら一緒にいたいけどさ。
だけど、それと進路とは別問題だろ。
恋人が京都にいるからって、自分の進路をそれに合わせて変えるなんてありえない」
「ありえない、のかなぁ」
それなら、カイト先輩と同じ大学に行きたくて志望校を決めたあたしの考え方は、ありえないのだろうか。
「確かに、数年は長い期間だよ。
だけど俺は、もっと先の未来を見てるから。
数年間離れていることになっても、その先で、二人の未来を重ねたいと思ってる」
その時、開け放した窓から吹き込んだ強い風が、ダイスケの参考書のページをパラリとめくった。
「そりゃ、一緒にいられるものなら一緒にいたいけどさ。
だけど、それと進路とは別問題だろ。
恋人が京都にいるからって、自分の進路をそれに合わせて変えるなんてありえない」
「ありえない、のかなぁ」
それなら、カイト先輩と同じ大学に行きたくて志望校を決めたあたしの考え方は、ありえないのだろうか。
「確かに、数年は長い期間だよ。
だけど俺は、もっと先の未来を見てるから。
数年間離れていることになっても、その先で、二人の未来を重ねたいと思ってる」
その時、開け放した窓から吹き込んだ強い風が、ダイスケの参考書のページをパラリとめくった。


